一暴十寒 <努力して怠けたい>

32歳男の日々の記録

【それってホントにアトピー性皮膚炎?】

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最近分かってきた事なんだけど、アトピー性皮膚炎と診断された人の約半数が実はアトピー性皮膚炎じゃない可能性が高いんだ。

え?ホント?

かかりつけのクリニックの先生に言われた一言。ここまでに至る話をしていきたいと思います。

私は4歳くらいからアトピー性皮膚炎と診断され色々と苦労してきました。特にかゆみの酷かったところは【額】【首】【両腕の腕の関節部分】【足の付け根】【膝の裏側】でした。

現代ではアトピー性皮膚炎の人口は約500,000人弱と言われています。症状の大小は様々ですがわたしは一目見てアトピーなんだと分かるくらい酷かったです。(母親談)小学生から30歳になるまでは周りの目が気になり、半袖半ズボンになるのが嫌でした。ものすごい暑がりなのですが、夏場でも制服のワイシャツは長袖以外着たことは無かったですし体育の時も不自然に長袖を着ていたこともありましたし。私服も半袖を着たことはほとんどありませんでした。当時皮膚科にも通っていましたが、通院する皮膚科を2度変更し三件目のクリニックでわたしにとっての救世主とも言える先生に出会うことが出来ました。それを踏まえて確実に言えることはわたしたち患者が医者を見極めるということはものすごく大切なことです。

わたしが始めに通っていた皮膚科はとにかくステロイド軟膏ばかりを処方する病院でした。ステロイド軟膏はただれた皮膚の状態を短期間で劇的に良い状態にしてくれる塗り薬です。しかしその反面、反動で良くなった症状も悪い状態に戻りやすいと言われています。言ってしまえばその場しのぎのようなものです。

ステロイド軟膏は症状が酷い場合に短期間使用し、それから非ステロイドの軟膏に切り替えていくのが良いと言われています。気をつけて服用しないとステロイド軟膏の使いすぎで皮膚は黒く変色してしまったり、言い方は悪いですが薬漬けになってしまいます。

話を元に戻しますとアトピーと診断されたかたは一度は血液検査をすることをオススメします。わたしが今通っているクリニックで行った血液検査の結果です。

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一番上の非特異的IgE定量 → アレルギー体質を表すもの。

二番目がアトピー性皮膚炎かどうか。先生の言うとおりアトピーでは無かった!

【ピティロスポリウム】と【マラセチア】が高数値を示していますが汗による皮膚のカビと言われた記憶があります。とにかく身体を清潔に保たないといけないと言われました。清潔に保つにはシャワーで汗を洗い流すのが一番有効だと言われました。清潔にしなければといってボディーソープなどを使うのはあまり良くないそうです。

そして処方された薬はニゾラールクリーム(ジェネリック名ではニトラゼンクリーム)という水虫治療に使われるものでした。これはステロイドが全く入っていないので全身どこでも塗れるクリームです。症状を抑えるクリームでなく、滅菌させるクリームなので症状を根本から治療できるものです。

アトピー性皮膚炎と診断され苦しんでいるかた。是非一度血液検査を受けることを強くオススメします。今では症状も無くなり何の迷いもなく半袖を着れる喜びを感じています。もっと早く先生に出会っていれば学生時代の過ごし方も変わっていたのかな…。なんて思うこともあります。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。