一暴十寒 <努力して怠けたい>

32歳男の日々の記録

出生前診断。どうすべきか?

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出生前診断を受けたいと思う…」

5月に妊娠が分かってから妻にこう言われた。昨今は妊娠中に羊水の検査をすることによってお腹の中にいる子供に障害があるかどうか診断出来るという。出生前診断の存在は知っていましたが詳しい内容までは全く分かっていませんでした。

  • いつから出来てどうやって検査するの?
  • デメリットは?
  • 費用はどの程度かかるのか?
  • もし中絶するならいつまでに?

分からないことが多く行うかどうかももちろんですが知っておく必要があるなと思い調べました。

まず検査の種類は色々あるそうなのですが通っている病院では羊水検査という方法のみでした。妊娠11週目以降にでき、羊水の中に針を入れて調べるものです。

生まれる前に障害があるかどうか分かる出生前診断ですが、その診断において流産してしまう危険性があります。医師の説明では検査で流産してしまう確率は約300分の1との事です。そして障害を持って生まれる可能性は年齢によってかなり変わってきます。年齢を重ねていれば重ねているほど障害のリスクは高まります。私の妻は28歳で、28歳だと約1000分の1の確率で障害を持って生まれてくるとのことです。担当医師の考え方としては障害を持って生まれてくる可能性より、検査を行って流産してしまうリスクのが高いのであまりオススメはしないとの考えでした。

費用になりますがもちろん病院によって異なりますが12万円とのことでした。個人的には金額が安いから診断しようという訳でもなく高かったらやめると考えていたわけでもないので「そうなのかぁ」という感じでした。

障害を持って生まれてくることが診断で分かり、もし中絶を希望する場合には22週目までに行わなければなりません。

診断を行うかどうかは正直なところかなり悩みました。結局は自分たちが決めていかなければならないのですが自分の両親はどうだったのかと訪ねたりもしました。そもそもわたしが生まれた時代(32年前)には出生前診断など無かったと。

そんな話の中で父親に言われた一言が正直今でも残っています。

「もし障害を持って生まれてきた子どもに どうして障害を持って生まれてきたのか。

   どうして障害無く生んでくれなかったの? と聞かれたらお前はどう答える?」

生まれた子は我が子だから懸命に育てていこうと考え始めていたところにずっしりとのし掛かる言葉でした。結局妻と相談し、出生前診断は行わないと決めました。

とにかく無事生まれてきてくれることを祈るばかりです。